しゃくし菜が食べられるお店

夜のバー

あれ?しゃくし菜って知らない?

静岡に暮らす友人と電話している時、しゃくし菜を久しぶりに食べたいわっていったら、「しゃくし菜って何?野菜?」と聞かれてしまいびっくりしたことがありました。
炒めてもおいしいし、漬物もうまい・・・ええ?しゃくし菜知らないの?と驚きました。

しかしよくよく考えてみれば、埼玉でも秩父方面で作られている物だし、そういえばお野菜としてメジャーじゃないのかもしれないとふと思ったのでした。
我が家は秩父の方に夫の親類がいて、季節になるとよく送ってくれるし、お漬物として頂くこともあるので、通常、全国的にあるものだと思っていたのです。

しゃくし菜は古くから秩父地域で作られてきたお野菜

雪白体菜「せっぱくたいさい」というのが正式名称らしく(私も知らなかった)、ご飯をお茶碗によそう時のしゃもじに似ているということからこの名で呼ばれるようになったといいます。

漬物用として古くから作られていて、炒めものにもお焼きにも利用されています。
よく調べてみると、種まきの時期が難しく、早いと病害虫の被害にあい、遅いと大きく育たないだとか・・・標高の高さによって種まきの時期も違うということなので、結構難しいお野菜なのかもしれません。

秩父はみなさんも知ってのとおり、埼玉でも冬かなり寒さ厳しくなる地域です。
それに土壌が粘土質で石間なので、大根などの生育には不向きでしゃくし菜などのお野菜が作られるようになったといいます。

秩父の方では10月から12月あたりになると収穫時期となるので、漬物を作る等、家庭の味として親しまれてきたものです。
漬物はしゃきしゃきと独特の歯触りがあり、食欲がない時でも本当においしく頂けるのです。

埼玉でしゃくし菜を頂けるお店とは?

我が家では親戚から頂いたお漬物などを食べますが、お店でもしゃくし菜を頂くことができます。
黒豚のしゃぶしゃぶを頂ける居酒屋「ひびき黒豚劇場 川越店」や、秩父そばの「立花」、ひびきっちん 川越新宿店などがあります。

しゃきしゃきとした独特の歯ごたえとさわやかな風味を味わえる秩父名物のしゃくし菜、一度食べてほしいものです。