クワイが食べられるお店

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埼玉って本当においしい野菜が多いのです

埼玉というと川越のさつまいもとか、深谷の深谷ねぎと浮かぶ方が多いと思うのですが、実は古くから生産されていた伝統的な野菜もあるのです。
その一つが「くわい」です。
くわいといえば、おめでたいお野菜としてお正月のおせち料理に入っているというイメージがありますが、これは大きな芽が出るから「めでたい」とされて、お正月に利用されるようになったといわれています。

実は栄養価がものすごくある野菜で、中国では漢方にも利用されているものです。
オモダカ科の水生植物(知らなかった・・・)で、塊茎と呼ばれる部分がくわいで食べられる部分になるそうです。

あく抜きが必要となるので面倒・・・という方も多いのですが、ねっとりと味が濃くてくわいにしかない風合いがあり、このくわいをお正月に食べることが楽しみという人も少なくないでしょう。

くわいは非常に古い野菜

埼玉県の名産物として知られているくわいは、平安時代に伝わったといわれる古い野菜で、本草和名という平安時代に書かれた書物にもくわい「鳥芋」のところで紹介されています。
現在食べることができる青くわいではなく、平安時代に食べられていたものは黒くわいだったようですが、こんなにも古い時代から食べられていたと考えると、感慨深いです。

うちの夫は本当にこのくわいが好きで、埼玉の名産でもあるということもあり、お正月はおせちの中にちょっと入っているというものではなく、我が家の場合、大ぶりな鉢にくわいの煮物がばーんと乗っていて、主役のような雰囲気を醸し出しています。
うちの子たちもこのくわいが好きで、「サトイモよりもねっとりしていて本当においしいよね・・・太りそう・・・」といいつつも、バンバン食べます。

くわいを頂けるお店、埼玉にかなりあります

例えば浦和にある和浦酒場「弐」には芽くわいあげがあり、くわいが持っている自然の甘みをしっかり味わえると評判です。
大宮にある中華料理のお店、「瑞麟」でも薬膳コースなどにくわいが利用されています。
また駅弁屋 旨囲門 ecute大宮には、くわいが様々な料理に利用されており、くわいとひじきのサラダなど、まさしく健康によさそうなメニューを頂くことができます。