秋風に、ふと「これから」を想う。50代の日常にて
こんにちは。「Senior Diary」へようこそ。
朝晩の空気がすっかりと秋めいて、温かいお茶が美味しい季節になりましたね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
子供たちが独立し、夫も定年を迎え(あるいは、お一人様でキャリアを築き)、ようやく自分のペースで時間を使えるようになった、私たち50代・60代。
趣味のガーデニングに打ち込んだり、友人と旅行の計画を立てたり。忙しかった頃には望めなかった「穏やかな日常」が、今はとても愛おしく感じられます。
でも、そんな穏やかな日々の中で、ふと「私、この先の人生、どう過ごしていくのかな」と、窓の外を眺めながら考える瞬間が、皆様はありませんか?
この日記では、そんな私の日々の所感を綴っていますが、今日は最近、特に印象に残った「友人の話」をきっかけに、考えたことを書いてみようと思います。
「私、婚活始めたの」50代の友人の、驚きの告白
先日、学生時代からの友人と、久しぶりに東京でランチをしました。彼女も私と同じ50代。数年前にご主人と別れ、一人でバリバリと仕事をこなしながら、立派にお子様を育て上げた、私の尊敬する友人です。
近況報告や健康の悩み(笑)が一通り落ち着いた頃、彼女がふと、こう切り出したのです。
「実はね、私、最近『婚活』始めたんだよね」
正直、とても驚きました。「この年齢で?」「婚活って、あの若い子たちがやる…?」と。
私たちの世代にとって、「婚活」や「パートナー探し」は、どこか気恥ずかしいというか、自分には縁遠いもののように感じていましたから。
でも、彼女の話を聞いているうちに、私のその「古い常識」は、あっという間に覆されました。
「今が一番元気でしょ?でも、定年も見えてきて。この先20年、30年、ずっと一人かと思うと、急に怖くなったの」
「もちろん、あなた(私)みたいな友達も、趣味も大事。でも、やっぱり『日常』を共有できる人がほしいのよ」
「『ただいま』って言った時に、『おかえり』って返してくれる人がいる。そんな何気ない日常が、本当は一番の宝物だったんだなって」
彼女のその言葉は、今、パートナーがいる・いないに関わらず、私たち世代の心の深いところに、静かに響くものではないでしょうか。
「良き友人」と「良き相棒」は、違う。
彼女の話を聞きながら、私自身も「パートナー」という存在について、改めて考えさせられました。
私たちには、気心の知れた「友人」がいます。でも、彼女たちにもそれぞれの家庭や人生があります。毎日会えるわけではありませんし、夜中に不安になったからといって、いつでも電話できるわけでもありません。
若い頃の「恋愛」とは、また違います。
私たちが今、もしパートナーを求めるとしたら、それは燃え上がるような情熱ではなく、「穏やかな信頼」や「安心感」なのではないでしょうか。
一緒に旅行の計画を立てたり、美味しいものを「美味しいね」と言い合ったり、テレビを見ながらツッコミを入れたり。そして、いざという時には「大丈夫?」と背中をさすり合い、支え合える。
そんな「人生の良き相棒」とでも言うべき存在。もし、そんな人がセカンドライフで見つかったなら、これからの人生はどれほど豊かで、心強いものになるだろう…と、友人を前にして、思わず想像してしまいました。
シニアの私たちだからこそ、「出会いの質」にこだわる
「でも、どうやって探すの?アプリとかは怖くない?」
私が一番に聞いたのは、やはり「安全性」のことでした。私たちシニア世代は、ただでさえ詐欺などに狙われやすいと言われています。身元も分からない相手と、ネットで出会うなんて、リスクが高すぎます。
すると彼女は、「当たり前じゃない。だから私は『結婚相談所』にしたのよ」と、きっぱり言いました。
彼女が「結婚相談所」を選んだ理由は、私たち世代が「良き相棒」を探す上で、最も大切にすべき点が詰まっていました。
- 「安心」が、お金で買えるなら。
入会時に「独身証明書」や「身分証明書」、男性は「年収証明書」まで出すのが必須だそうです。つまり、最初から「身元が確実で、独身である」ことが保証されている。この「安心」に投資する価値は、50代の私たちには十分すぎるほどある、と彼女は言います。 - 「真剣(ホンキ)」な人しかいない。
費用と手間がかかる分、登録しているのは「遊び」や「冷やかし」ではなく、全員が「真剣に」これからのパートナーを探している方々。お互いに目的が一致しているので、話が早いのだそうです。 - 「プロ」が助けてくれる。
何十年も恋愛から遠ざかっていると、どう振る舞っていいか分かりませんよね(笑)。相談所には「仲人さん」や「カウンセラーさん」がいて、客観的に自分に合う人を紹介してくれたり、お見合いの調整、お断りの連絡まで、全部代行してくれたりする。このサポートが、想像以上に心強いと話していました。
東京で探す、「50代から」の出会い
特に彼女が活動している「東京」は、私たちと同世代で、アクティブで、前向きな方が日本で一番多く集まる場所。だから、出会いの「数」も「質」も、他の地域とは比べ物にならないそうです。
「ただし」と、彼女は一つだけ注意点を教えてくれました。
「大手なら良いってわけじゃないの。大事なのは、『私たちシニア世代のことを、ちゃんと分かってくれる』ところを選ぶこと」
大手は、どうしても30代・40代が中心。50代の私たちがそこに入っても、話が合わなかったり、紹介が少なかったりする。だから、最初から「50代・60代専門」を謳っている場所が、一番の近道だと。
彼女が今、お世話になっているのも、まさにそういう場所だそうです。東京にある50代・60代専門の結婚相談所で、カウンセラーさんご自身も人生経験豊富な方。私たちの世代特有の悩み(子供のこと、親の介護のこと、財産のこと)も深く理解した上で、相談に乗ってくれるから、本当に心強いと話していました。
日記の終わりに。
友人の、あまりにも前向きで、輝いている姿に、私は大きな勇気をもらいました。
「もう50代」ではなく、「まだ50代」。
人生のセカンドステージを、どうデザインするかは、私たち自身が決めること。
今すぐ活動するかどうかは別として、人生を豊かにする「選択肢」の一つとして、「良き相棒」を探すという生き方があることを知れたのは、大きな収穫でした。
秋の夜長、皆様もご自身の「これからの人生」について、少し思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
